おれの名前は、すすりドラゴン。
この間、スメル増田さんの食べっぷりを見てから自分のちっぽけさに少しヘコんでいる。
巷で、ラーメン四天王なんて呼ばれていて、気付かない内に舞い上がっていたようだ。

思えば駆け出しの頃は、周りの評価なんて気にせずに、一心不乱でラーメンを食べていただけなんだよなあ。
ある意味、スメル増田さんの食べっぷりを見て、その頃の気持ちを思い出せてよかったと思うべきか。

そう、おれの技は、みんなも知ってると思うけど、すするときの麺の速度が音速を超えたときに、麺によって空気の層が圧縮され、それが強力な衝撃波として周囲へ開放されるものだ。
超音速機のコンコルドや、ムチの先端が音速を超えたときに、何もない空間から大きな衝撃波が発生するのを見たことがあるだろ、まさにあれだ。

昔、一人で山に籠もってラーメン修行をしていたことがあるんだ。とにかく我武者羅にラーメンを食べて食べて食べまくった。そのときに、小さな衝撃波が出たことがきっかけで、この技が使えるようになった。
修行の成果もあり、今ではこの衝撃波で、ちょっと浮くこともできるんだぜ。

この技は最強だと自負しているんだが、大会では使ったことがねえ。
なぜかって?こう見えて、すぐ緊張するんだ。
そして、口の中が乾いて麺をすすれなくなる。
つまり、メンタル面の強化が必要って訳。
やれやれ、また一から修行の日々だな。とりあえず、修行といえば山へ行ってみますかっ!

おっと、最近はこんな街中にも熊が出没するみてーだな。
ここは、お前が来るところじゃないんだぜ、山へ帰りな!

その内、山へ会いに行くから、待ってろよ!

目まぐるしく変化する世界情勢の中で、誰も知らない興味もない、すすりドラゴンの伝説は、これから始まる!!

ラーメンを啜るだけで衝撃波が出るというのはどういう理屈なのでしょう?
それに対する一つの回答として「音速を超えた啜り」を考えてみました。
実際にやると口の中に相当な負担がかかると思いますが、そのあたりはまた考察してみたいと思います。